The Dabsong Conshirtoe

技術系の話を主にします。

プロフェッショナルってなんだろう

DevLoveのAdvent Calendar2012で「プロフェッショナル」をテーマにしたブログを皆さん書いておられるので、僕も良い機会だしプロフェッショナルとは何か、ということについて自分なりに考えてみました。

http://devloveblog.wordpress.com/professional-advent-calendar/

僕の見たプロフェッショナル

プロフェッショナルってなんだろう?って考えてみてもあんまり思い浮かばなかったので、具体像を参考にすることにしてみました。

すぐに思いついたのが高校の時の国語のT先生。T先生は、生徒たちを希望の大学に入れるという教師としての「成果」と、生徒たちに自ら考えるクセを付けるという教師としての「信念」を両立させていました。

かなりアクの強い先生で、「市販の参考書はロクな物がない」と言って自ら参考書を何冊も作ったりしていました。

そういった受験熱心な面がある一方、生徒に考えさせることも巧みに行なっていたと感じます。現代文や古文の授業で、問題集にあるような答えがはっきりしている問題だけではなく、答えがないような問題を生徒に問い、答えさせていました。バッサリ切ってしまうことも多かったけど、僕はT先生に認められたいがために考えるようになりました。動機は不純だけど、結果的に、「考えることの大切さ」というかけがえないものを頂いので感謝しています。

周りにも、T先生に影響を受けた生徒は多く、他校にもT先生を師事する先生が少なからずいたようです。

プロフェッショナルとは何か

このT先生の思い出から考えると、「プロフェッショナル」とは、組織存続のために必要な明確な「成果」と、自らが成し遂げたいと思う「信念」の両方を実現させることができる人だろうと思います。

エンジニアで言えば、生活資金をしっかりと稼ぎながら、自らが持つエンジニアとしての信念を貫くことになるでしょう。

オープンソース活動も素晴らしいけどそれだけやって自らや家族を養えないのならそれはプロフェッショナルとはちょっと違うし、生活資金を稼げていてもその仕事を通じて実現したい信念も何もなく、ただ目の前のタスクを片付けているのもプロフェッショナルとは呼べないでしょう。

自分はどうか

僕もエンジニアの端くれとして、せめて自らの思うプロフェッショナルでありたいと思っています。

ちなみに僕の信念は、「美しさを大切にする」こと。美しさとはシンプルさのこと。コードも文章も仕事の仕方も、誰が見てもわかりやすく気持ちの良いものでありたいと思います。

この「美しさ」に対するこだわりは、他人のためという理由も勿論ありますが、それ以上に「自分がそうしたいから」というのが強いです。ただ、「なぜそうしたいのか?」と問われれば、「そうするのが気持ち良いから」としか言いようがありません。はっきりしてないことって嫌いなんです。

結論

「プロフェッショナル」とは、成果と信念の両方を実現する人。

なんかありきたりな感じになっちゃいましたけど、自分の体験を元に自分で考えた結果だから良いかな。